年末年始・臨時休業は事前に公式サイトへ。AIに「今日やってる?」と聞かれても正しく答えてもらう
「今日やってる?」「年末はいつまで営業?」。お客様がAIやスマホの検索にこう尋ねる場面は、これからますます増えていきます。そのときAIが参照するのは、お店の公式サイトやGoogleビジネスプロフィール(GBP)に書かれている情報です。
今回のテーマは「臨時休業や年末年始の営業をAIに伝える」こと。結論は、臨時の予定は事前に公式サイトへ書き、公式サイト→GBP→SNSの順でそろえる、です。
サイトに書いていなければ、AIは「通常営業」として案内する
年末年始の休み、急な臨時休業、短縮営業。こうした「いつもと違う営業」をサイトに書いていないと、AIは手元にある通常の営業時間をもとに「本日も営業しています」と案内してしまいます。AIは意地悪をしているわけではなく、書かれていないことは知りようがない、というだけです。
結果として、お客様が閉まっているお店の前まで来てしまったり、「AIがやってると言ったのに」と信頼を損ねたりするリスクがあります。せっかく公式サイトを整えても、臨時の情報が抜けていると、いちばん大事な場面で役に立ちません。
通常の営業時間とは「別の枠」で明示する
公式サイトの技術的な裏側では、営業時間を構造化データ(JSON-LDという、AIや検索エンジンが読みやすい形式)で記述することができます。このとき、通常の営業時間を書く枠とは別に、「特別な営業時間」を書くための枠が用意されています。それが specialOpeningHoursSpecification という項目です。
ここには「いつからいつまで(validFrom と validThrough)」「その期間はどういう営業か(opens と closes)」をセットで書きます。たとえば年末年始に休む場合は、休業の開始日と終了日を指定し、営業時間を開店も閉店も同じ時刻にすることで「この期間は営業していない」と伝える書き方があります。
ポイントは、通常営業の記述を書き換えるのではなく、通常の情報はそのまま残したうえで、例外の期間を追加するという考え方です。これなら休業期間が終われば自然に通常営業の情報に戻り、書き戻し忘れも防げます。なお、実際の記述内容は各店舗の営業予定にあわせて設定する必要があります。
更新の手間を減らし、媒体ごとの「ズレ」をなくす
臨時休業で困るのは、公式サイト、GBP、Instagram、X……と更新先が多く、どれかひとつを忘れがちなことです。媒体ごとに書いてあることが違うと、AIはどれを信じればよいか判断できず、古い情報を拾ってしまうこともあります。
投稿で紹介されていた更新フローは次のような流れです。
- 店舗管理画面で臨時休業を登録する(スマホから、その場で)
- 公式サイトの本文と、裏側の構造化データ(specialOpeningHoursSpecification)に同時に反映される
- そこからGBPやSNSへ一括で投稿し、お客様にもAIにも同じ情報を届ける
起点を公式サイトにそろえ、公式サイト→GBP→SNSの順に流すことで、「どこかだけ古い」という状態をつくらずに済みます。手作業でそれぞれ更新している場合も、この順番と「必ず公式サイトを最初に直す」というルールを決めておくだけで、ズレはかなり減らせます。
営業時間は「今」が大事。AIは鮮度を見ている
営業時間・定休日・住所といった基本情報は、一度書いたら終わりではなく、常に最新に保つことが大切です。AIは「この情報は今も正しいか」という観点でサイトを見ています。臨時休業や年末年始の案内をきちんと更新しているサイトは、それ自体が「このお店の情報は信頼できる」というサインになります。
モグカツでは、AIに選ばれる公式サイトの条件のひとつとして「更新」を挙げています。更新が止まった作って終わりのホームページではなく、お店の変化に合わせて育ち続ける公式サイトが、これからの標準になっていきます。
まとめ
- 年末年始・臨時休業・時短営業は、サイトに書いていなければAIは通常営業として案内してしまう
- 通常の営業時間とは別枠の specialOpeningHoursSpecification で、期間と営業内容を事前に明示する
- 通常営業の記述は残したまま例外期間を追加する形にすると、書き戻し忘れを防げる
- 更新の起点は公式サイト。公式サイト→GBP→SNSの順にそろえて「ズレ」をなくす
- 営業時間などの基本情報は「今も正しいか」が見られている。こまめな更新が信頼につながる
自分のお店のサイトが、営業時間や臨時休業をAIに読み取ってもらえる形になっているか気になる方は、モグカツの無料診断をお試しください。公式サイトのURLを入れるだけで、AIに読み取れる状態かを採点します。
※上記はAIや検索エンジンに店舗情報を正しく読み取ってもらうための一般的な設計指針です。
