AIは画像の中の文字を読めない。メニュー・営業時間・アクセスは「テキスト」で持つ
公式サイトを見直すとき、まず確認してほしいことがあります。それは、メニューや営業時間が「画像の中の文字」になっていないか、という点です。人の目には読めていても、AIにとっては読めない情報になっているかもしれません。この記事では、Instagramの投稿「情報は『画像内の文字』ではなく『テキスト』で」の内容をもとに、なぜ画像だけでは足りないのか、何をテキストにすべきかを、専門用語をなるべく使わずにお伝えします。
メニューが画像だけ、になっていませんか
飲食店の公式サイトでよく見かけるのが、紙のメニュー表をそのまま撮影して貼っただけのページや、営業時間をおしゃれなバナー画像の中に書いただけのトップページです。デザインとしてはきれいにまとまりますし、お客様が目で見る分には問題ありません。
ところが、投稿がはっきり述べているように、AIは画像内の文字を読めません。メニュー表を画像で貼っただけ、営業時間をバナー画像に書いただけでは、AIにとっては何も書かれていないのと同じになってしまいます。せっかく情報を載せているつもりでも、AIから見ると「メニューの記載なし」「営業時間の記載なし」のお店として扱われてしまうおそれがあるのです。
画像だけとテキストの違い
投稿では、画像内の文字だけで持っている状態と、テキストで書いている状態が並べて比較されています。
画像内の文字だけの状態では、メニュー画像を貼るだけ、営業時間がバナー画像、という形になり、AIは読めません。一方、テキストで書く状態では、メニュー名と価格をテキストで記載し、営業時間を本文と構造化データ(JSON-LDと呼ばれる、AIや検索エンジン向けの情報の書き方)の両方に書く、という形になり、AIがそのまま読めます。
投稿の言葉を借りれば「画像は補助。情報はテキストで。」です。写真や画像をやめる必要はありません。料理写真はお店の魅力を伝える大切な要素です。ただ、写真の横に、料理名と価格を文字として書いておく。それだけで、人にもAIにも伝わるページになります。
テキスト化すべき3つの情報
投稿では、画像にしがちで、特にテキスト化しておきたい情報として3つが挙げられています。
1つ目はメニューと価格です。メニュー表は画像化されやすい代表例です。料理ごとに名前、説明、価格をテキストで記載し、構造化データではMenuItemという項目として整理しておくと、AIが「この店にはこの料理がこの価格である」と読み取れます。
2つ目は営業時間と定休日です。バナー画像にまとめられやすい情報ですが、本文に文字として書くことに加えて、構造化データのopeningHoursSpecificationという項目にも記載し、両方をそろえておくことがすすめられています。
3つ目はアクセスと地図です。地図の画像や、道順を説明した画像だけになりがちですが、住所、最寄り駅、駅からの徒歩分数をテキストで書いておくことで、AIが「渋谷駅から徒歩5分」といった条件に照らして判断できるようになります。
投稿ではさらに、テキストにしておけば多言語化も自動でできる、と触れられています。画像の中の日本語は翻訳機能では読み取れませんが、テキストであれば海外からのお客様の環境でも翻訳が働きます。インバウンド対策という面でも、テキスト化には意味があります。
「読める」が最低条件
投稿の5枚目には、AIに理解してもらう第一歩は、情報をテキストで持つこと、とあります。AIに店舗情報を正しく理解してもらうためには、まず店舗情報を公式サイトに集約し、構造化マークアップと呼ばれるAIが読み取れる形に整理することが基本になります。そしてその前提として、そもそも「読める」状態になっていることが最低条件です。
どれだけ内容を充実させても、画像の中に閉じ込められた情報はAIに届きません。逆に言えば、いま画像になっている情報をテキストに書き直すだけで、AIから見たお店の情報量は大きく変わります。難しい作業ではないからこそ、最初に取り組みたいポイントです。
まとめ
- AIは画像内の文字を読めない。メニュー表の画像やバナー画像の営業時間は、AIには何も書かれていないのと同じ。
- 画像は補助として残しつつ、情報そのものはテキストで書く。
- 特に画像にしがちな3つ、メニューと価格、営業時間と定休日、アクセスと地図はテキスト化する。
- 営業時間などは本文と構造化データ(JSON-LD)の両方にそろえて書く。
- テキストにしておけば多言語化も自動で働き、インバウンド対応にもつながる。
- AIに理解してもらう第一歩は、情報を「読める」形で持つこと。
自分のお店の公式サイトのメニューや営業時間が、AIに読める状態になっているか気になった方は、モグカツの無料診断をお試しください。公式サイトのURLを入れるだけで、AIに読み取れる状態かどうかを採点します。まずは現状を知るところから始めてみてください。
※上記はAIや検索エンジンに店舗情報を正しく読み取ってもらうための一般的な設計指針です。
